子供はなぜゲームが好きなのか?その理由を他に応用する。
今日は、「子供はなぜゲームが好きか?」を考えてみたいと思います。もちろん、大人でもゲームが好きな人はたくさんいます。
ゲームにもいろいろありますが、とりあえず身近なスマホゲームやビデオゲームなど、なんでも適当に思い浮かべてみてください。
人がゲームを好きになるのにはちゃんと理由があります。
心理学というか行動経済学というか、まぁ、そういった学問でいろいろ研究されていて、わかりやすい説明がされているのです。
皆さん、イメージされているゲームはそれぞれ違うと思いますが、以下のポイントに共通点はないでしょうか?
- ちょっとストレスがある。(簡単すぎない)
- 上手く行った場合、褒美をすぐにもらえる。(点数、キャラクター、強い武器など)
- すぐに次の課題が与えられる(間をおかない、暇を与えない)
いかがでしょう?
どのようなゲームでもだいたい当てはまると思います。
これの何が良いのか?
結論を申しますと、実はこれ、脳内麻薬とも言われる「ドーパミン」がジワジワとで続けるサイクルなのです。
要するに、気持ちよくなっちゃう訳ですね。
麻薬とは言うものの、自分自身の脳が出している物質なので副作用などはありませんが、ドーパミンを出す行為(今回はゲーム)に対して、依存する傾向はあると思われます。
ドーパミンをどのように上手に扱うか?
これが今回のお話の重要な点になります。
たとえば、
- 宿題はストレス
- ゲームは快楽
という風に捉えているとしたら、それは間違いである事を認識します。
上記しましたようにゲームにもストレスはあります。まったくストレスのないゲームなど面白くないのです。達成感が湧かないとドーパミンは出ないのですから。
宿題とゲームの違いは何か?
報酬の差
たいていは、一問クリアした際に得られる報酬に差があり、宿題を1問解いても、丸がひとつ得られるだけなのに対し、ゲームだと点数とか武器とか服とか、新しいキャラクターとか、まぁ、いろいろ次につながる何かしらを得ることができます。
が、「大幅に簡略化して考えると、宿題のマルひとつもゲームで貰える点数も実は大差ない」というのが本質的なところです。
タイムラグの差
実際の違いは、宿題は1問1問解いていっても、全部終わって親御さんに確認してもらうか、または翌日先生に提出し、帰るまでには点数がわかるかな?くらいのタイムラグがあるのに対し、ゲームの報酬は達成後「すぐ」に貰える(反映される)のです。
これが、ドーパミン分泌量を格段に上げるのです。
重要なのは「すぐに!」という部分
ゲームで貰える点数も宿題の点数も、同じ点数、ただの数字であり大差ないのです。
- 子供が頑張った
- 正解した
- 良い事をした
時など、出来るだけタイムリーに褒める!
すると、褒められた方は気持ち良くなる。
時間が空けば空くほど、褒めたときに出るドーパミンの量は減少していきます。
人間の脳は基本的に、大人子供に限らず、痛みを避け快楽を求めるように出来ています。気持ちよければ続けたく、繰り返したくなるのです。
まとめ
「ゲームは楽しく、宿題は辛い。」という風に思っているお子様は多いでしょうし、親としても「そりゃそうだ。」と思ってしまっているかもしれませんが、それはそれまでの経験から感じた感想であり、脳の仕組みの本質的な部分とは、実は差があるのです。というのを、子供に説明したところで突然、宿題をやる気になる分けはないのです。
ですが、これを読んでいるあなたは大人です(たぶん)。
であれば、ここで得た「すぐに!褒めれば、ドーパミンが出る!」というアイデアをどのように有効活用するかは、あなた次第ですよー。
試した方がいれば、ぜひ結果をコメントやメッセージで教えてください。