子供はなぜゲームが好きか?その理由を他に応用する 2(即時報酬の重要性)
こんにちは!今回も前回に引き続き、ゲーム好きを勉強好きに応用するための考察Part2です。 前回の考察はこちらをご覧ください。
ゲームも宿題も本質的には脳内麻薬「ドーパミン」による影響が強いよ。ってお話です。
即時報酬の重要性
さて、前回はその「ドーパミン」をバンバン出すためには、「報酬(ご褒美)」を出来るだけタイムリーに与える事の重要性を書きました。
皆様、実践されたでしょうか?
ちょっとくらいではそんな多量のドーパミンが分泌される訳でもないですし、ちょっとすぐに褒めたからといってそんな急にハイなっちゃったら困りますが、そんなことにもなる分けなく。
ただ、実践し続けていただければ必ず「習慣」になるよう近づいていくのは科学が証明しています。
- いつも嫌々やっていた宿題や勉強がそんなに嫌じゃなくなった。
- 自分からすすんで問題に挑もうとする機会が増えた感じがする。
など、続けていれば少しずつでもきっと効果は出てきます。
みなさんがどれくらいの年齢のお子様を育てているかはそれぞれだと思いますが、お子様が幼い頃にはすぐに褒めたり褒美を与えたりを繰り返していたはずです。
このブログをご覧の親御さんは、少しでも子供のプラスになるための情報を求めてたどりついたはずなので、それを前提にお話を進めます。
きっと、2~3歳の頃には「知育」関連のドリルのようなものを与えて、迷路をさせてみたり、間違い探しをしたり、いろいろ試された経験がおありだと思います。そしてその頃はお子様も楽しく迷路などに取り組んでいたと思われます。
思い出してください。
1ページこなすのにも結構な時間が掛かっていたと思いますが、その頃はお子様に付きっ切りで、ページを完成させなくても途中の段階でも、少しでも上手くいったら褒める!という感じではなかったですか?
少し間違えても叱る事なく、できるだけ自分で進められるようにコーチに徹して(親がやっても意味ないですし)、時に応援して、できたら大いに褒めて。そういう時間を過ごされていたのではないでしょうか?
それこそまさに、前回今回でお伝えしている「即時報酬の重要性」なのです。
達成感を感じる工夫
このブログを改めて読む必要なんてなく、ほとんどの子どもを愛する親御さんはきっとそのようにお子様に接していたはずなのです。
子どもにとって親は「コーチ」
子どもが小さい時
その当時は「即時報酬の重要性」を意識することなくすぐに褒めていた事と思います。
そして、気の利いたドリルなんかだと、1ページくりあすると「ご褒美シール」などを貼るところが用意されていて、達成したことを証明する印を与えられ、しっかりとした「達成感」を感じる事ができるように工夫されている。
子どもがある程度成長した時
それから時が立ってお子様も成長し、学校から宿題を持って帰ってくるようになって、でも、ゲームやテレビやYoutubeやその他様々な誘惑に負けそうになりながら頑張ったり、時には誘惑の魅力に負けてみたり・・・。
親としては、ある程度成長したのだから「自分で自分を律して」と思うのも当然ですし、それくらいの年齢になったら「ご褒美シール」が報酬として機能する訳でもなく。
子どもが成長したら、「勉強しなさい!」「ゲームする前に宿題しなさい!」と言う事だけしかできないのでしょうか?
きっとそんな事はないはずです。
親は子どもにとって最も重要な「コーチ」ですし、そうあるべきです。なにせ、一番身近で信頼のおけるな大人なのですから。
お子様の年齢や成長に応じた「報酬」はきっとあるはず
それはなにも「モノ」や「お金」だけとは限りません。前回のブログでも書いたように、
- ゲームも宿題も本質的にはかわらない。
- 大人でもゲームが好きな人はたくさんいる。
- 大人だからこそ?そのゲームに課金(お金を払って)してでも報酬を手に入れる場合も多い。
など、それなりの年齢の子供への報酬といえばお小遣いを真っ先にイメージしますが、大人でさえお金を支払ってでも得たい報酬があったりするわけです。
それが、他人から見たらほぼ「無価値」に思えるようなものにさえ。
どのような報酬が効果的なのか
この「即時報酬」による「ドーパミン分泌向上計画」の「すぐに!」の次のステップは、「どのような報酬が効果的なのか?」を考える作業となります。
もちろん、お小遣いはわかりやすいですがそれ以外でも考えてみましょう。
それは、
- 夕飯のおかず(好物)かもしれません。
- 好きなゲームなどをする「時間」かもしれません。
- ほんの些細な「褒める、認める」親御さんからの言葉かもしれません。
- もちろん、そのゲームを買ってもらる権利かもしれません。(高コストですね。)
分割での報酬
きっといろいろあると思いますが、大切なのは「すぐに!」ですので、高価なもの(ゲーム)などを褒美にする場合には、分割にて報酬をすぐに与えるのが鉄則です。
宿題やるたびに5000円のゲームを買うご家庭はほぼ皆無でしょうし、まいかいお小遣いをあげるのもビジネス的過ぎる感じもしますし、他の事に使ってしまう可能性もあります。
そこで、点数やポイント制の導入をお勧めします。
点数やポイント制の導入
1ポイントをどれくらいの単価にするかはお任せしますが、とにかく、
そういった即時報酬がドーパミンの分泌を「習慣化」し、きっとお子様自身の「脳内物質」が良い習慣を手に入れる手助けをしてくれるはずです。
小さい頃はシール1枚で喜んでくれていたはずなのに、大きくなるにつれてコストがかさんできますね。。。
子供の成長に合わせて親も対応を成長させていかねばならない。子育って奥が深いですね。
では、今日はこのへんで!