育児×ゲーム理論

ゲーム理論で育児を考える

得手不得手、子供の才能を伸ばすには?

こんにちは!
こちらの、「子育て×ゲーム理論」ブログの中で、特によくご拝読いただいている記事が、

billow.hatenablog.com

なので、その内容の追記を書きたいと思います。

前回の記事のまとめ

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前回の記事は、キャッチボールが苦手な6歳男児ですが、意外なことにバッティングはそれなりに打てる!という内容を元に書きました。まぁ、メインは親である私が、勝手な間違ったレッテル(ボールをキャッチできない=バットでも打てないのでは?)を反省させられたので、もう少しいろいろな視点から子育てを考えよう。という事が中心でした。

こどもの才能をどこから見つけるか

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さて、
子育て真っ最中の皆様も、お子様の才能を見つけて出来るだけ伸ばしてあげたいと考えている方が多くいらっしゃると思います。もちろん、私もその1人です。

子供というのは、まだまだ視野の狭い存在なので、いろいろな事を知ったり、経験したりするのにも、親の助けがかなり重要になってくるのは言うまでもありません。

例えば、物心つく前からスイミング教室に通っていれば、自然と泳げるようになったり(泳げなかった頃の記憶がない!)、という、子ども自身はそんなに気にしていないかもしれませんが、泳げない大人から見るとなんとうらやましい。というような状況にしてあげられるのも、親御さん次第なところがあります。

ウチの息子も、2歳くらいからスイミングに通っていたので、小学校入学前には一応ではありますが4泳法をとりあえずマスターし、それなりに泳げているようです。

が、スイミングの才能があるか?と、言われればそこまでではない。という答えになります。やはり、同年代の子の中でも、4泳法をマスターした上で圧倒的に早いタイムで泳げる子が存在します。練習期間はそれほど変わらないはずですが、それはもう、圧倒的に早い!年長さんの頃には、スイミングを習っている小学校3~4年生の平均くらいのタイムで泳いでたり。そういうのを、「才能ある」というのだと思います。

ただ、得意な事や、才能を伸ばすことというのは、なにもそんな全国レベルで突出したものを見つけるだけの作業ではありません。

 

「才能を子供自身が愛せるかどうか」

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子ども自身が大好きになれること、それを続けたいと思うこと、多少障害があっても、子供なりの忍耐を持って乗り越えたい!と、子ども自身が思えて努力できるもの。

そういう類のものにまず、「出会うチャンス」を与えてあげる事が、親としての最初の役割かと思います。

  • 野球やサッカーなどのスポーツかもしれません。
  • 昆虫や恐竜など生物に関心を示すかもしれません。
  • 読書かもしれません。
  • もしかしたら、TVやゲームかもしれません。

なんらかの才能を伸ばしたい親としては「どうなの?」というジャンルにしか興味ないかもしれません。(今のところは)


ここで、少し俯瞰して考えてみましょう。

関心をもって取り組むという事はイコール子ども自身が「楽しい」と感じていることに他なりません。

TVやゲームなども楽しいから見たりプレイしているのでしょう。そういう場合、親の勝手な意見ではありますが、きればもう少し役に立ちそうな「何か」に興味を持って取り組んで欲しいと思いますよね。TV見るな!ゲームするな!とは言いませんが、そればっかりでは今後が思いやられます。

思い通りに育てる特効薬は無し

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ここまで読んでいただいて申し訳ないのですが、

子供に親が押し付けたものに興味を持たせる「特効薬」はありません。

ただ、共通して言えるのは、出来るだけ小さいときから「親子で楽しむ」時間を、できるだけ多くとってあげて欲しいという事です。

大切なのは、親である「あなた自身」も楽しめること。もちろん、小さな子供と同じ土俵で何か競争してもあまり楽しいものではないので、良い感じの「しばり」を設けて、さまざまな事を「親子、一緒になって楽しむ」という「楽しい時間」をたくさん経験させてあげてください。

以前にも別の記事で書きましたが、楽しい時間というのは脳内で「ドーパミン」が分泌されるので、自然と繰り返したくなるのが当然です。そのさまざまな経験の中から、

  • まずは才能のあるなしよりも
  • 楽しく取り組めて
  • 子ども自身が「得意」と感じられること

を見つけてあげましょう。

得意は自信になる

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得意を感じられると、自己肯定感が強まりそれは自信につながります。

何かひとつでも「自分はできる!」という自信があれば、新たな事に挑戦する意欲が強り、新しい事を経験する機会に触れる事が多くなります。

そうして行くうちに、なにかしら「才能」を感じられるものに出会える事があると思いますので、まずは、子供自信に「自己肯定感」を持たせるべく、

  • 子ども自身が「得意!」と感じられる「何か」を探してあげる作業

を、お時間の許す限り手伝ってあげられればと思います。
今日は得意や才能の面にスポットを当てて書きました。次回は「不得意、苦手」なものへの対応について考えてみたいと思います。

それでは!