危険から子供を守るには?(自動車事故、暴漢、その他もろもろ)習慣のチカラ
先日は父の日でした。ちょうど授業参観が土曜日にあったのでその場でお手製のメッセージカードを息子よりもらいました。
内容は幼稚園時代とそうかわらず、ちょっとひねくれて言いますと、「仕事がんばれ!」です。もちろん「ありがとう」とも書いてありましたので、今日も仕事をがんばりたいと思います。
さて、令和に入ってからの最近、未就学児や小学生が事件や事故に巻き込まれるニュースが多発しているように感じます。小さなお子様をお持ちの親御さんは不安が募る内容も多いかと思います。
親として、果たしてどのようにわが子を守れば良いのでしょうか?
私自身もいろいろ考えますが、「仕事をがんばれ!」と言われている以上、付きっ切りになる事は不可能ですし、たとえ共に行動していたとしても突然自動車が突っ込んで来たら守りきれる自信もありません。
世の中にはどうしようもない事は沢山あります。
なので、全ての事を完全に安全に。というのは無理!という前提に立った上で、少しでも不要なリスクを減らすことが重要になってくるかと思います。特に、そのためコストが些細であればあるほど、簡単にできる事を中心に、今日から今から。
簡単に出来ることとは、例えばどんな事があるでしょうか?
ひとまず「交通」に関して考えてみましょう。
親と一緒にいるとき
- 出来るだけガードレールのある道を選ぶ。
- 信号待ちの時も、ギリギリ前までは行かず少し奥で待つ。
- 信号が変わっても、車への注意は払い続ける。
- 電車に乗るときも、「白線の内側で待つ」だけではなく、そこからさらに1M~2M後ろで待つ。
さっと思いつくだけでもいろいろありますね。
これらを徹底する事は、コストとしてはかなり軽微なものですが、万が一の時のリスクに対するパフォーマンスは大きい事だと考えられます。
このあたりは、親が一緒に居る時であれば常に意識していればそれで良い話です。
子供が一人または友達同士だけで居る時
この場合、子供にどれだけ上記のような注意を向けられるのでしょうか。
もちろん、全てを完璧にできるようになる事が望ましいですが、相手はなんせ「子供」です。
親としては
一緒に居る時、道を歩いて居る時、何度も何度でも同じ内容の「リスク」について話し「対応策」について話す。
しか方法はないと思います。
違う言い方をすると、
親と一緒に歩いて居る時は、親が考えて少しでも安全なルートを選択し、安全な立ち位置に配慮して、安全な渡り方をするものだと思いますが、その度に、なぜこのルートなのか、なぜこの位置なのか?をいちいち説明する。
という事です。
習慣になる、ということ
親の言葉は、子供からしたら「もう解ってる!」「同じ事何回も聞いてる!」「知っている!」と言う感じで正直ウザイかもしれませんが、それでも根気良く続けているとそれは「習慣」になります。
習慣になるとは
習慣になるとは、特に強く意識しなくとも自動的にそれを行えるようになる。という事です。そう、やって当たり前。気にして当たり前。という感じです。
躾にしても、安全への配慮にしても、その他モロモロこの「習慣」にしていく作業の連続なのだと思います。どれほど素晴らしい習慣をたくさん身に着けても、全てのリスクを完全に回避するのは不可能ですが、被害に合う可能性を少しでも下げる事ができ、それに必要なコストもたいしたことない!というのであれば、あとはひたすら「繰り返す」のみです。
それで「習慣」になるのであれば。