利得の考え方
人は利得の大きさによって合理的に選択する
ゲーム理論では、「人は利得の大きさによって合理的に選択する。」というのが全ての前提です。「会社」対「会社」のビジネスにおいてはシンプルに
「利得=お金」
として考える事が合理的ですが、対「人」となると、お金だけではない一面も考慮すべきなのが難しいところです。
特に、子供相手となると…。
ではやはり、子供相手にゲーム理論を実践するのは無駄なの?
いえいえ、決してそんな事はありません。大切なのは子供(相手)への理解度です。
- 子供(相手)がどんな事に利得(メリット、満足)を感じるのか?
- どんな不満、不安が嫌なのか?
を深く理解すればするほど、ゲーム理論は有効に利用できるようになります。
もちろん、ゲーム理論を使う方(親)は目先の利得(簡単にコントロールできるよう)を追うのではなく、子供の長期的な成長(大目標)=親の本質的な利得。と考えるべきなのは言うまでもないことです。
その上で、どのように立ち振る舞うか?どのような交渉を用いるか?ゲーム理論はいろいろな場面で使えるアイデアなのですが、なかなか奥が深いですな。