育児×ゲーム理論

ゲーム理論で育児を考える

子供にゲーム(スマホ・タブレット)をやめさせる、ゲームの時間を減らすには。

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「飴と鞭」ならぬ、「飴で打つ」。

子供が楽しいゲームに熱中し、なかなかやめようとしない。そんなとき、どうしていますか?勿論それぞれのご家庭で、ゲームは1日1時間まで!等のルールを設けているものと思われますが、なかなかその通りに行かない現状がありませんか?そこで、ひとつのシンプルなアイデアをご紹介します。

 

「1日1時間まで」というルールを、「1日1時間、かならずゲームしろ!」その上で「ゲームの内容を終了後に報告しろ!」というものに替えるのはいかがでしょうか?

 

または、ゲームで何点取るまでやめられない。何匹捕まえるまでやめさせない。など、とにかく義務や負担、ノルマを与えるのです。(細かな部分は、それぞれのご家庭で微調整してくださいね。)

 

子供の反応

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提案された子供は、始めはきっと大喜びするでしょう。だって、ゲームがしたくてしたくてしょうがないのですから、今まではあなたの顔色を伺いながら1時間しかできなかったし、している間も小言を言われていた…。もう少しできればクリアできるのに!という状況から一転、「必ずやりなさい!」と勧められる、180度状況が変わったのですから。


これの何が効果的か?大人の皆さんならすぐにわかるはずです。趣味は、やりたいときにやりたいようにやる。から楽しいのであって、やらなければならない=義務・仕事。という扱いになると、楽しい事も次第に億劫になってくるものです。その上ノルマまであるとなると・・・。もうお分かりですね。こうなると、飽きます。やりたい気持ちが薄まってきます。

最初は楽しくやっていた子供も、他に楽しい事があったとしても1時間ゲームしなければならない。同じゲームばかりしてだんだん飽きてきた。しかし「毎日一時間ゲームをする(そして報告する)」のはお父さん(お母さん)との約束でもある、やめたくてもやめられない…。

今が説明するタイミングです。

子供に毎日一時間のゲームを促し続け、それを子供が渋るようになるまでの(乗り気でない雰囲気を出す)期間もご家庭によりそれぞれだと思います。そういう状況になってきたら、あらためて親子で話をしてみてください。

親としてもゲームを続けて欲しいのが本音ではありません。もっと「将来役に立つ」事に時間を使って欲しいという思いゆえの行動であり、だからこそゲームばかりしないで欲しい。という希望の現われなのですから。 

子供に強制している事、他にもありませんか

また、逆の発想も忘れないでください。宿題、勉強について、

  • 必ず1時間以上やる!
  • 問題集を何ページ以上やるまで終われない。

など、親が勝手に決めた「ノルマ」をこなさないといけない子供側は、正直なところかなりしんどい状況にあるはずです。

 制約やノルマやルールで抑え付ける前に、できるだけ「自発的」な時間の使い方、行動ができるよう、普段から心がけておきましょう。

さてこのアイデア、皆様のご家庭ではどのように利用されますでしょうか。