子供に目標を持たせる重要性(ゲーム理論でいう”利得”)を自分のものにさせ習慣にする。
目標をもって行動した方が、良い結果(目標)に近づける。
大人なら誰でも知っている事です。
目標=目的地を決めないまま歩いても、あまり効果的ではありません。
わが子にも、ぜひ「目標」を持って前に進んで欲しいと思うのが親心ですが、果たして子供は「目標」の重要性を理解しているでしょうか?
たぶん、していない。
理由は簡単、それが重要だと思える程の人生経験を積んでいないのですから・・・。
では、子供に目標を持たせるのは無理なのでしょうか?
いえいえ、決してそんな事はありません。
親御さんからすれば「目標」とはいえないかもしれませんが、なにかしら「目指しているもの」は、どんな子供さんでもきっとなにかあるはずです。たとえば、年齢にもよりますが、
などなど。
それは、大人から見ればただの憧れ、夢、ファンタジーの世界の話であり、親としては”現実的な目標”を持って、それに向かって進むことを期待したいものです。
ですが少し待ってください。
ゲーム理論では、「利得」が何より重要になってきます。
人はそれぞれその「利得=メリット」を増やすために行動したり選択したりする。
というのを基本としています。
もちろんゲーム理論をビジネスで利用する際に最も良く出てくるのは「お金」です。
ですが、こちらは「子育て×ゲーム理論ブログ」。大切なのは、子供にとっての「利得は何か?」です。
ポイントは「質問」
子供がもし、正義のヒーローを目指しているならしめたものです。
日々の行動が少しでも正義のヒーローに近づいていれば賞賛し、離れているようなら「ヒーローってそんな事するの?」と、疑問を投げかける。
ポイントは、
叱るのではなく、質問する。
です。
なぜなら、ヒーローになりたいのは子ども自身であって親が押し付けた目標ではないからです。
質問によって「具体像」を明確化する
子供が自分自身で設定した目標がヒーローなのであれば、質問をされた子供は自分で考えると思います。これは、結構年齢が低い子(3~4歳程度)でも有効です。
もちろん、「ヒーローはこんな事しない。次からはしないようにする!」と、言っておきながら同じことをするのが子供なのですが、それは大人でも良くある事だと思いませんか?
目標を立てたからと言って、常に完全に自分を律するのはとても難しいものです。
ですが、人から与えられた目標(ノルマ)と、自分が設定した目標は、それに向かおうとする原動力が全然ちがうはずです。
ですので、子供がヒーローになりたいようなら、その「具体像」を質問によって、出来るだけ明確にし、ヒーローに近づく行動をする事が「気持ちいい」状態になるようにコーチとして手助けして行くべきです。
大切なことは「習慣化」
ーーーー「君がなりたいヒーローは、具体的にはどんな人なんだろう」
- 困っている人を見たらどうするの?
- 交通ルールは守るのかな?
- 先生や親のいう事は聞くの?
- 勉強をして賢くなった方が良いの?しない方がヒーローになりやすいの?
- ヒーローはご飯をしっかり食べる人?食べない人?
などなど、
いろいろ質問して、より明確ななりたいヒーローの姿をイメージさせる。
それに反した行動を取った時などはいきなり叱るよりも、「それでヒーローに近づいているのか?」と、質問する。
それを繰り返し、良い行動を習慣化させることが出来た頃には、きっと、子供のなりたい「目標」は、次の年齢層にあったものに変化していると思いますが、習慣化したものは自分のチカラになるはずなので、目標はどんどん変化して行くでしょうが、この作戦はやってみる価値はあると思います。
前回も書きましたが、何より良い行動を繰り返して習慣化させる事がとても大切です。
習慣に関してこんな格言があります。
- 思いのタネをまき、行動を刈り取り、
- 行動のタネをまき、習慣を刈り取る。
- 習慣のタネをまき、人格を刈り取り、
- 人格のタネをまき、人生を刈り取る。
日々の習慣、大切にしていきましょう!
危険から子供を守るには?(自動車事故、暴漢、その他もろもろ)習慣のチカラ
先日は父の日でした。ちょうど授業参観が土曜日にあったのでその場でお手製のメッセージカードを息子よりもらいました。
内容は幼稚園時代とそうかわらず、ちょっとひねくれて言いますと、「仕事がんばれ!」です。もちろん「ありがとう」とも書いてありましたので、今日も仕事をがんばりたいと思います。
さて、令和に入ってからの最近、未就学児や小学生が事件や事故に巻き込まれるニュースが多発しているように感じます。小さなお子様をお持ちの親御さんは不安が募る内容も多いかと思います。
親として、果たしてどのようにわが子を守れば良いのでしょうか?
私自身もいろいろ考えますが、「仕事をがんばれ!」と言われている以上、付きっ切りになる事は不可能ですし、たとえ共に行動していたとしても突然自動車が突っ込んで来たら守りきれる自信もありません。
世の中にはどうしようもない事は沢山あります。
なので、全ての事を完全に安全に。というのは無理!という前提に立った上で、少しでも不要なリスクを減らすことが重要になってくるかと思います。特に、そのためコストが些細であればあるほど、簡単にできる事を中心に、今日から今から。
簡単に出来ることとは、例えばどんな事があるでしょうか?
ひとまず「交通」に関して考えてみましょう。
親と一緒にいるとき
- 出来るだけガードレールのある道を選ぶ。
- 信号待ちの時も、ギリギリ前までは行かず少し奥で待つ。
- 信号が変わっても、車への注意は払い続ける。
- 電車に乗るときも、「白線の内側で待つ」だけではなく、そこからさらに1M~2M後ろで待つ。
さっと思いつくだけでもいろいろありますね。
これらを徹底する事は、コストとしてはかなり軽微なものですが、万が一の時のリスクに対するパフォーマンスは大きい事だと考えられます。
このあたりは、親が一緒に居る時であれば常に意識していればそれで良い話です。
子供が一人または友達同士だけで居る時
この場合、子供にどれだけ上記のような注意を向けられるのでしょうか。
もちろん、全てを完璧にできるようになる事が望ましいですが、相手はなんせ「子供」です。
親としては
一緒に居る時、道を歩いて居る時、何度も何度でも同じ内容の「リスク」について話し「対応策」について話す。
しか方法はないと思います。
違う言い方をすると、
親と一緒に歩いて居る時は、親が考えて少しでも安全なルートを選択し、安全な立ち位置に配慮して、安全な渡り方をするものだと思いますが、その度に、なぜこのルートなのか、なぜこの位置なのか?をいちいち説明する。
という事です。
習慣になる、ということ
親の言葉は、子供からしたら「もう解ってる!」「同じ事何回も聞いてる!」「知っている!」と言う感じで正直ウザイかもしれませんが、それでも根気良く続けているとそれは「習慣」になります。
習慣になるとは
習慣になるとは、特に強く意識しなくとも自動的にそれを行えるようになる。という事です。そう、やって当たり前。気にして当たり前。という感じです。
躾にしても、安全への配慮にしても、その他モロモロこの「習慣」にしていく作業の連続なのだと思います。どれほど素晴らしい習慣をたくさん身に着けても、全てのリスクを完全に回避するのは不可能ですが、被害に合う可能性を少しでも下げる事ができ、それに必要なコストもたいしたことない!というのであれば、あとはひたすら「繰り返す」のみです。
それで「習慣」になるのであれば。
家庭はトップダウン型?それともボトムアップ型?
トップダウン型とボトムアップ型
トップダウン型とは
強力なリーダーシップの元に権限統制を敷いて上から下へと指示系統を伝達して行く、いわゆる「トップダウン型」(独裁的)
ボトムアップ型とは
反対に現場からの意見を抽出しそれを経営指針への転換していく「ボトムアップ型」(民主的)
会社の統制手法は極端に分けるとこの2つに分かれます。
向いている業界、向いている従業員の資質、社長(リーダー)のタイプ、など、どちらが成果を出すかはそれぞれで、それぞれの手法にも一長一短があります。
さて、家庭においてはどちらが有用なのでしょうか?
もちろん、一言で結論が出せるようなものではありません。お父さん、お母さん、子供たち、それぞれタイプは違うでしょうし、目指しているものも違う。求めているものも状況も違う。
では、このアイデアを家庭にて有益に使うのは無理なのでしょうか?
いえいえ、決してそんな事はありません。時と場合においてしっかりと使い分ければよいのです。
こちらは『子育てブログ』なので、対こどもの場合を簡単にご説明します。
という感じです。
例えば、高いところに昇るなど危険な遊びをしていると感じたとき、「危ないからやめなさい」というのは簡単ですが、それですぐにやめる子もいれば、気にせず遊び続ける子もいる。というのが通常です。
ですが、その「危ない」にもいろいろあるはずです。
- 落ちたら怪我をする。
- 落ちたら骨折する。
- 頭から落ちそうで命の危険をも感じる。
この度合いの違い、親の立場からするとある程度明確ですが、子供にはそれはわかなない。わかっていない事が多い。
なので、説明するのです。
たとえば、
骨折以上の危険の可能性が感じられた場合にはトップダウンにて命令しすぐにやめさせる。その際、なぜ強引にやめさせたか理由を説明する。
(取り返しつかない怪我の可能性を容認できない旨)
それ未満、ちょっと落ちても擦り傷程度のような場合ももちろん「危ないから降りなさい、やめなさい」と言うのは言うのですが、とても危険な状況でないなら強引に辞めさせるような事はせず、少し様子を見てみる。
その後で、やめて欲しいと思った理由を説明すると同時に、でも強引にすぐにはやめさせなかった理由も同時に説明する。
(取り返しが付かない程の怪我をする可能性は低かったから)
この使い分けによって、子供は親が言う「危ないからやめなさい」にも、いろいろ種類がある事を学びます。また、本当に危ないからすぐにでもやめないといけない状況というものがある事も理解します。
もちろん、親としては擦り傷をつくるのも嫌なので、危ない事は全部やめて欲しいと思う場合もありますが、それでは子供の判断力は育ちにくいでしょうし、ちょっとくらい危ない冒険をしたり、ちょっとくらいの怪我をしたりしながら成長して行くのが本来の姿でしょう。
まとめ
「トップダウンによる命令とボトムアップによる子ども自身の判断に任せる場合の境界線、その境界線を敷いた理由」というのをその場その場で説明していく事が、
極度の危険を避けつつ、子ども自身の成長を促し、また、親子それぞれの考えへの理解の深まりを助け、より良い家庭環境につながって行くもの
と考えています。
さて、先週道端で跳び箱のまねをして落下したわが息子の左ひじの傷はどの程度治ってきたかな?と。
子供にゲーム(スマホ・タブレット)をやめさせる、ゲームの時間を減らすには。
「飴と鞭」ならぬ、「飴で打つ」。
子供が楽しいゲームに熱中し、なかなかやめようとしない。そんなとき、どうしていますか?勿論それぞれのご家庭で、ゲームは1日1時間まで!等のルールを設けているものと思われますが、なかなかその通りに行かない現状がありませんか?そこで、ひとつのシンプルなアイデアをご紹介します。
「1日1時間まで」というルールを、「1日1時間、かならずゲームしろ!」その上で「ゲームの内容を終了後に報告しろ!」というものに替えるのはいかがでしょうか?
または、ゲームで何点取るまでやめられない。何匹捕まえるまでやめさせない。など、とにかく義務や負担、ノルマを与えるのです。(細かな部分は、それぞれのご家庭で微調整してくださいね。)
子供の反応
提案された子供は、始めはきっと大喜びするでしょう。だって、ゲームがしたくてしたくてしょうがないのですから、今まではあなたの顔色を伺いながら1時間しかできなかったし、している間も小言を言われていた…。もう少しできればクリアできるのに!という状況から一転、「必ずやりなさい!」と勧められる、180度状況が変わったのですから。
これの何が効果的か?大人の皆さんならすぐにわかるはずです。趣味は、やりたいときにやりたいようにやる。から楽しいのであって、やらなければならない=義務・仕事。という扱いになると、楽しい事も次第に億劫になってくるものです。その上ノルマまであるとなると・・・。もうお分かりですね。こうなると、飽きます。やりたい気持ちが薄まってきます。
最初は楽しくやっていた子供も、他に楽しい事があったとしても1時間ゲームしなければならない。同じゲームばかりしてだんだん飽きてきた。しかし「毎日一時間ゲームをする(そして報告する)」のはお父さん(お母さん)との約束でもある、やめたくてもやめられない…。
今が説明するタイミングです。
子供に毎日一時間のゲームを促し続け、それを子供が渋るようになるまでの(乗り気でない雰囲気を出す)期間もご家庭によりそれぞれだと思います。そういう状況になってきたら、あらためて親子で話をしてみてください。
親としてもゲームを続けて欲しいのが本音ではありません。もっと「将来役に立つ」事に時間を使って欲しいという思いゆえの行動であり、だからこそゲームばかりしないで欲しい。という希望の現われなのですから。
子供に強制している事、他にもありませんか
また、逆の発想も忘れないでください。宿題、勉強について、
- 必ず1時間以上やる!
- 問題集を何ページ以上やるまで終われない。
など、親が勝手に決めた「ノルマ」をこなさないといけない子供側は、正直なところかなりしんどい状況にあるはずです。
制約やノルマやルールで抑え付ける前に、できるだけ「自発的」な時間の使い方、行動ができるよう、普段から心がけておきましょう。
さてこのアイデア、皆様のご家庭ではどのように利用されますでしょうか。
子育て 家事 仕事 プライベート の両立「重要事項を優先する」
今日は、子育て 家事 仕事 プライベート の両立について考えてみたいと思います。もちろん、ウェイトのおき方はそれぞれ千差万別。正解の見えない中、手探りで日々頑張っている事と思います。
ライフスタイルの変化
私自身、起業した頃は仕事以外の要素はほぼ皆無、「趣味って何、それ美味しいの?」家なんて寝れれば良いだけでしょ。くらいの感じの日々を過ごしていました。
とは言うものの、自分自身も結婚し子供にも恵まれ、また、社員の中にも結婚して家庭を持って子供も生まれ、と、時間の経過ごとにそれぞれの人々の「ライフスタイル」も変化して行き、常に同じように物事が進む。というのはありません。
時代の変化への対応
そんな中、日々変化していく自分のまわりの環境や、大きく言えば「時代」の変化にどのように対応し、上手に時間の波を乗り越えて行くべきなのでしょうか。
例えば、仕事バリバリでキャリアを積み重ねて来た方でも「出産」という分岐点以降は、今まで通りには行かなくなるのが通例です。女性である場合はもちろんですが、男性の場合も、子供が出来た以降は、以前と同じようなライフスタイルや仕事への注力を維持するのは難しくなってきます。
体力・精神力・時間の配分
ひとつの「幸せ」を手に入れる代わりにひとつの「責任」が発生し、自分の体はひとつでキャパシティは決まっているのに、時間的にも体力的にも精神的にもさらなる拡大を余儀なくされますが、そうそうキャパシティの上限がが増えるものでもないので、いままで使っていた「体力・精神力・時間」などから少しずつ削りだし、あらたなモノに配分せざるを得ない。
という状況になってしまうのが通常でしょう。
いっとき、上手に配分できたように見えていても、
- 「子供が熱を出した」
- 「仕事でトラブル」
- 「親の介護が」
など、通常の範囲を逸脱する問題が発生し、さらなる努力を求められたり、対応を迫られたりして、なかなか安定して、落ち着いて日々を過ごすというのは難しくなる場合も多々ありますよね。
そんな時、どうすれば良いでしょう。
スーパーマンにはなれない
全てを完璧に抱えられるほどのスーパーマンに全員がなれれば即、問題解決なのですが、私を含め大多数の方々はスーパーマンではありません。
にも関わらず、スーパーマンレベルの対応をしなければ全て丸く納めるのが難しい。だからこそ、悩んだり、疲れたりするのだと思います。
では、スーパーマンではない場合の対処法は?
重要事項の優先順位
根本的な解決にはなりませんが、やはり、「重要事項を優先する」につきると思います。もちろんあなたの人生にとっての「重要事項」は1つではないでしょうから、複数書き出した「重要事項」に順位をつけていく必要があります。
これはとても難しい作業です。
そもそも書き出した重要事項はどれもあなたにとって軽視できない事柄ばかりだからです。できれば全てを完璧にこなしたい。だからこそ重要だと感じているのですから。
しかし、それが上手くできていないのですから、重要事項の順位付けはせざるを得ない作業です。
- 落ち着いて、しっかりと考えて、重要な中でも最重要を思えるものから順位をつけていく
- それができたら、順位が上のものから順にリソースを振り分けていく
- 時間的・金銭的・精神的リソースを
当然のことながら、それぞれが完全に独立している訳ではなく、複雑にからみあっている場合も多いでしょうから、これまた簡単な作業ではありません。(仕事の時間を減らして家族との時間を優先すれば収入が減り家族が困る。など)
まとめ
私は、このブログで問題が解決できる方法を示せるわけではありません。
ただ、しっかりと落ち着いて検討し、問題点やどうしようもない事を明らかにしつつ、優先順位もつけて、リソース配分も十分に検討したのだから、
- あとは全力でやるしかない!
- 十分に考えたのだから、同じ事を何度もなんども考え直す必要もない
- できなかった「重要事項」もあると思いますが、それは重要事項の中でもランクが低いもののはずです。(だって、順位付けたんだもん)もし順位付けしていなければよりランクの高い「重要事項」をしそこなっているはずなので、ランクの低い重要事項が出来なかったことは受け入れるしかない。
と、少しでも前向きのチカラに変えるようなお手伝いができればと思って書きました。
関東地方も入梅したみたいで今日は1日雨模様との事。すっきりしないお天気とすっきりしない気分の時かもしれませんが、それでも今日を頑張りましょう!
はい、私もがんばります!
人生を愛する者よ 時間を浪費してはならない
人生を愛する者よ 時間を浪費してはならないなぜなら、「人生」は時間で出来ているのだから。
ベンジャミン・フランクリンの有名な言葉です。
一人ひとりに大切な人生があって、今までの判断・決意・決断によって今がある。
これからの人生はこれからの判断・決意・決断によって大きく変わって行くかもしれないが、今までの判断の「失敗」が尾を引いてなかなか思うように動けない。
そんな状況、誰しもあると思います。
今日はここで、「人生のなんたるか!」を説きたいのではなく(正直なところ、私にもわかりませんし・・・)、「今という時間を大切にしようね」というお話です。
「今」という時間を大切に
そこに、ゲーム理論や行動経済学などの駆け引きは必要ありません。純粋に、今をできるだけ楽しみましょうというだけです。なぜなら、今という時間は今しかない、今日は今日しかないのですから。
大変な時代、仕事をして、家事をして、子育てをして、親の面倒もみて、それこそ皆さんスーパーマンレベルで頑張っている事と思います。なにかしっかりと「守りたいもの」が明確にあるから頑張れているのかもしれません。
その「守りたいもの」は人それぞれでしょうが、こちらのブログをご覧の方々の多くは「こども」がその中心にいるのではないでしょうか。
日々つらい出来事が降って湧いてきて、新たな問題が発生し、でも前を向いて対応していかなければならない。
どうせ前を向いて戦って行くのであれば、ぜひ、元気良く、楽しく、時間を大切にしながら効果的に!というのが理想ですよね。
そして、その方が良い結果につながる可能性が高い!というのも心理学的にも明らかです。(自己達成予言的発想)
時間はプレゼント
毎日忙しく、なかなか休息もとれず、たまの休みは子供の相手をしなければならないので疲れが溜まる一方。
このような状況の方も多数おられると思います。
ですが、少し見方を変えてみると、その「たまの休みに子供の相手」が出来る状況は、日々のあなたの頑張りのおかげでもたらされている「プレゼント」だと思いませんか?それは家族へのプレゼントであり、あなたへのプレゼントでもあります。
もし、あなたが頑張っていなかったら、そのような時間はないのかもしれないのです。あなたが日ごろから頑張っているからこそ、子供は元気に育ち、たまに家にいる親と遊びたがっている。遊べるチャンスがある。それはとても素晴らしい事だと思います。
子供が子供である時間はあっという間に過ぎ去る
子供の立場からすると、そんなあなたの「頑張り」は見えていないでしょうし、体力的にも子供の方が有り余るエネルギーを持て余している状態なので、相手をすると「疲れる・・」と感じてしまうかもしれません。
ですが、このかけがえの無い時間(子供の成長は早いので、あっという間に親と遊ぶなんて事はなくなります。気が付けば2度とないかもしれない)は、あなたの日ごろの頑張りの結果としてプレゼントなのですから、あなた自身が大いに楽しむべき時間でもあります。
- 日ごろの頑張りのせいで、体力が減っていると感じていれば、体力をあまり使わない遊びを提案し、子供を巻き込んでいく。
- 日ごろデスクワークばかりでカラダを動かしていないなぁと感じていたら、子供と一緒に外で遊んでみる。
もちろん、相手も一人の人間なので、こちらの要望が通るばかりではないでしょうが、そこは得意な「ゲーム理論」や「行動経済学」などを利用して、子供相手に双方の満足度が高まるように「交渉」してみてはいかがでしょうか?
そしてその交渉のやり方も内容も全て、できるだけ楽しいものになるよういろいろ工夫してみてください。
きっと、少しかもしれませんが気持ちやカラダが楽になる。かもです。
私立の小学校か?公立の小学校か?子供の人生の分岐点(子供に決めさせるコーチング)
私立or公立?あなたはもう決めましたか?
幼いお子様を持つ親御さんにとって、小学校を公立にするか私立にするか?は、とても難しい選択になるかと思います。それぞれ、メリットデメリットがあります。
公立小学校のメリット
- 近い(安全、ご近所にお友達ができる)
- 安い(基本的に無料、給食費やそのた雑費は必要なものの、私立に比べると激安)
公立小学校のデメリット
- 地域によって校舎や設備の充実にかなり差がある
- 良い先生にあたるかどうかは運次第
という感じでしょうか。
私立小学校のメリット
それぞれ特色があるので一概には言えませんが、大きなメリットとしては、
- 教育環境の充実(レベルの高さ、中学受験~大学受験を見据えたもの)
- 付属の場合には大学までスムーズな進学が可能
- 教員のレベルが基本的に高い(運の要素がない訳ではありません)
私立小学校のデメリット
- 自宅から徒歩という訳にはいかない場合が多い(電車やバス)
- ご近所に学校の友人が多い訳ではない(放課後すぐに遊びに行ったりできない
- それなりの教育費が必要(4万円/月~10万円/月以上も)
さて、何を基準に選ぶべきでしょうか?
それぞれの親御さんの現状や子育てに対する希望、期待、目標など、さまざまな要素が影響を及ぼしてきますし、簡単に答えの出せるものでもありません。
小学校高学年になってきて中学進学を視野に入れだすと「学習塾」の事も考えるかもしれませんし、その費用も塾によっては年間100万円以上必要な場合もあるそうです。
現状、目標、環境、制約、時代・・・。ますます混沌としてきますね。
正直なところ、正解がある問題でもないですし、正解かどうかは時間が経ってみないとわからない事ばかりですし、それぞれのご家庭の事情もあるでしょうし、なにより一人ひとりのお子様にとってどれがベストかは異なって当たり前です。
本来は、子供本人の意思を尊重すべきところなのでしょうが、なにせ相手は未就学児(小学校入学前)ですから、知識量も判断力も、この大きな課題に対してはまったくもって不足しています。
じゃあ、親が勝手に決めていい?
だからと言って、親が勝手に決めてしまって良いものでしょうか?
我が家の場合
参考になるかどうかわかりませんが、我が家の場合をお伝えします。結果として、比較的近い私立小学校に通う事になりました。1つだけに的を絞って受験して合格を頂いた小学校です。
受験する事にした「決め手」は、このあたりです。
- 電車バスを乗り継ぐが、スムーズに行けば30分程度 とそう遠く無い距離
- 私立小学校にしては下限に近いと思われるリーズナブルな教育費
- 設備の充実っぷり(公立に比べ ここは後で追記します)
- 子供本人の意思(受験する!)
- 総合的に見た教育環境の良さ
前述の「公立のデメリット」があまりにも大きかった
先ほど追記すると書いた、設備の充実っぷりの部分ですが、比較対象となった自宅から普通に行けば通う事になる予定だった小学校(選挙の時などで何度か行った事のある)は、校舎の老朽化が進んでいてかなりボロく、体育館は耐震の問題などで使用する事ができず、プールも近所の小学校に借りに行かないといけない。など、そうとう残念な公立小学校でした。隣の学区の公立小学校は建て替えも済んでおり、ピカピカの校舎、広い校庭など、「学区が少し違うだけで、これだけの差があるのかー!」と思ったものです。
なので、公立に行くにしても、なにかしら理由をつけて「越境」を考えていました。方法はいろいろあると思いますが、完全に禁止されている場合以外は、親御さんの知恵と頑張りでなんとかなる場合が多々あるという噂ですし。
受験する子供本人の意思
さて、受験するかどうかの決めてとなった「子供本人の意思」ですが、そこにいたるまでには結構な時間を使いました。受験前に行った見学会や文化祭などを見に行き、雰囲気を経験させるのはもちろん(我々親としても)、上記に書いたようなそれぞれのメリット、デメリットを、出来るだけわかりやすく、何度も何度も説明しました。
- 近い学校に行けば、朝もゆっくりだし、終わってからも早く帰って遊べるね
- 遠いほうの学校は、通学に時間はかかるけど、学校はキレイだね。
- 近いほうの学校は私服で、遠いほうは制服だね。
などなど、かなりいろいろな説明をしたと思いますが、大切にしたことはできるだけ親の希望や先入観を無しにして伝えるようにした。という点です。
ビジネスでいうところの「コーチング」の観点からは、
- やるのはあくまで本人、コーチはあくまでサポート。
- 手取り足取り教えるのではなく、本人にどうすべきか考えさせ、決断させる。
- 本人による決断の重要性への理解を促す。
それらの事により、決断する事によりチカラが生まれ、どのような決断をしたとしても前向きに取り組める可能性が高まる。
と、考えながら対応しました。
まとめ
もちろん、親としても、近いと安全だし公立だと安いし、でも教育環境も重視したいし、とかいろいろ考えましたが、できるだけ自分たちの考えを押し付けないように気をつけたつもりです。
これが結果として、どのようになって行くのか?なにが正解だったのかは結局わからないまま時は過ぎて行くのかもしれませんが、この決断に至った方法に関しては間違っていないと思っています。少しでも、公立か私立か検討中の方々のご参考になれば幸いです。
では!